相手に伝わる話の作り方
プレゼンにおいてスライドの作成も重要ではありますが、やはりスピーチの内容がお粗末では話になりません。授業ではスライド作成よりも、話の作り方を重視しています。話の内容がしっかりしていれば、スライドの質も自然と良くなります。逆もまた然りです。
話の作り方にもテクニックがあり、身に付ければ誰でも分かりやすいスピーチができるようになります。授業では主に2つの手法を紹介しました。1つは「PREP法」と呼ばれるものです。
簡単にPREP法の説明をしますと
Point :要点(結論・主張)
Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する理由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point :要点(結論・主張)
(上記のリンクの記事から引用)
これをプレゼンに応用します。私は授業で「おすすめの〇〇紹介」というテーマで生徒にプレゼンをさせます。スライドを作る前に、このPREP法を基にして話の内容を考えさせるようにしています。
例えば、「おすすめのカフェ紹介」というプレゼンをするとしましょう。
(Point)私が紹介するのは○○というカフェです。
(Reason)この店は店内の内装もお洒落で、メニューも豊富です。
(Example)おすすめのメニューは「パンケーキ」です。新鮮なフルーツと生クリームの組み合わせが絶品です。
(Point)ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
これにお店や料理の写真を大きく載せたスライドを作れば、分かりやすく印象にも残るプレゼンの完成です。話が苦手な人でも、話の作り方さえ出来ていれば上手なプレゼンができます。
このPREP法は大学入試などの志望動機や自己PRを書く時にも使うので、学校の先生ならば普通に知っていることではありますが、何故かプレゼンの指導で教えなかったりします。
私はこの本でPREP法を知りました。とても分かりやすく、高校生に教えるのにも使えるので、プレゼンを指導する際には一読の価値ありです。