とある情報教師の独り言 #2

高等学校の教科『情報』の光と影

相手に伝わる話の作り方

プレゼンにおいてスライドの作成も重要ではありますが、やはりスピーチの内容がお粗末では話になりません。授業ではスライド作成よりも、話の作り方を重視しています。話の内容がしっかりしていれば、スライドの質も自然と良くなります。逆もまた然りです。

 

話の作り方にもテクニックがあり、身に付ければ誰でも分かりやすいスピーチができるようになります。授業では主に2つの手法を紹介しました。1つは「PREP法」と呼ばれるものです。

 

makefri.jp

 

簡単にPREP法の説明をしますと

Point :要点(結論・主張)
Reason :理由(結論にいたった理由・そう主張する理由)
Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
Point :要点(結論・主張)

(上記のリンクの記事から引用)

 

これをプレゼンに応用します。私は授業で「おすすめの〇〇紹介」というテーマで生徒にプレゼンをさせます。スライドを作る前に、このPREP法を基にして話の内容を考えさせるようにしています。

 

例えば、「おすすめのカフェ紹介」というプレゼンをするとしましょう。

 

(Point)私が紹介するのは○○というカフェです。

(Reason)この店は店内の内装もお洒落で、メニューも豊富です。

(Example)おすすめのメニューは「パンケーキ」です。新鮮なフルーツと生クリームの組み合わせが絶品です。

(Point)ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

 

これにお店や料理の写真を大きく載せたスライドを作れば、分かりやすく印象にも残るプレゼンの完成です。話が苦手な人でも、話の作り方さえ出来ていれば上手なプレゼンができます。

 

このPREP法は大学入試などの志望動機や自己PRを書く時にも使うので、学校の先生ならば普通に知っていることではありますが、何故かプレゼンの指導で教えなかったりします。

 

私はこの本でPREP法を知りました。とても分かりやすく、高校生に教えるのにも使えるので、プレゼンを指導する際には一読の価値ありです。

 

 

スライドを極めればプレゼンは100%成功する!

スライドを極めればプレゼンは100%成功する!

  • 作者:河合 浩之
  • 発売日: 2015/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)