授業は一期一会
少し昔話をします。
とある高校で数学の常勤講師をしていました。
そこの教頭が厳しい方で、授業のことで何度もご指導いただきました。
正直辛かったですね(;^ω^)
でも、その教頭に言われたことで今でも忘れないのが
「先生にとって授業は毎年のことだが、生徒にとってその授業は一度切りだ」
胸に刺さりましたね。
それから授業を大事に考えるようになりました。
そして先生方は皆、授業を第一に考えている。
授業の質を大事にしている。
そう思っていましたね…
情報の教員になるまでは
情報の教員には望まぬ形で教壇に立つ人もいます。
他教科から無理矢理引っ張られたりして。
そういう人の授業は決まって良い授業にはなりません。
ただ、その気持ちは自分もよく分かります。
もともと自分も数学の教員で、意図せず情報の教員になったからです。
下手な授業でも仕方ないと思ってしまうんですよね。
だって本職じゃないんだから。
いかにその時間を無難に過ごすかだけ考えてしまう。
でもそれは生徒には関係のない話なのです。
これからの日本を支える情報技術。
1人でも多く情報系の人材を育成するのが、情報教員の使命です。
だからこそ情報の授業は質のいいものを求めてほしい。
そう思うものの現実はそうならない。
いくら生徒のことを考えて授業をしても、それが報われることがない。
なんか疲れてきました。