とある情報教師の独り言 #2

高等学校の教科『情報』の光と影

授業は一期一会

少し昔話をします。

 

とある高校で数学の常勤講師をしていました。

そこの教頭が厳しい方で、授業のことで何度もご指導いただきました。

正直辛かったですね(;^ω^)

でも、その教頭に言われたことで今でも忘れないのが

 

「先生にとって授業は毎年のことだが、生徒にとってその授業は一度切りだ」

 

胸に刺さりましたね。

それから授業を大事に考えるようになりました。

 

そして先生方は皆、授業を第一に考えている。

授業の質を大事にしている。

 

そう思っていましたね…

 

 

 

 

 

 

情報の教員になるまでは

 

 

 

 

 

 

情報の教員には望まぬ形で教壇に立つ人もいます。

他教科から無理矢理引っ張られたりして。

 

そういう人の授業は決まって良い授業にはなりません。

ただ、その気持ちは自分もよく分かります。

もともと自分も数学の教員で、意図せず情報の教員になったからです。

 

下手な授業でも仕方ないと思ってしまうんですよね。

だって本職じゃないんだから。

いかにその時間を無難に過ごすかだけ考えてしまう。

でもそれは生徒には関係のない話なのです。

 

これからの日本を支える情報技術。

1人でも多く情報系の人材を育成するのが、情報教員の使命です。

だからこそ情報の授業は質のいいものを求めてほしい。

 

そう思うものの現実はそうならない。

いくら生徒のことを考えて授業をしても、それが報われることがない。

なんか疲れてきました。