とある情報教師の独り言 #2

高等学校の教科『情報』の光と影

ブログ再開します(2度目)

約1年ぶりの更新です(;´Д`A ```

 

知り合いの保育士さんがブログを更新しているのを見て、自分も情報教育の今を発信していかなくてはと思いました。

 

更新が止まった理由としては、ブログの内容をキチンとし過ぎようとして頓挫してしまい、気が付けば放置してしまったという感じです。

 

これからは、あまり内容を考えず、日々の仕事や生活から思ったことを気軽に発信していこうと思います。

 

 

さて、近況ですが。

 

依然として教員採用試験を突破できず、来年も講師確定です(;´・ω・)

試験の方は昨年に続き1次は突破できたものの、2次で撃沈しました。

倍率は約7倍でしたが、採用数は3人と厳しいものでしたね。

かといってそれが言い訳にはなりません。

 

宮城では昨年から教科・情報の採用が始まりました。

未だに採用を行っていない自治体も多い中で、宮城はマシな方に思えます。

 

しかし、情報科の扱いは決して良くありません。

宮城の情報科の採用試験の出願資格には

 

高等学校の情報を志願する場合は,情報の普通免許状と他の教科の高等学校の普通免許状の両方を有する者又は平成31年3月31日までに両方を取得見込みの者。 なお,採用後は情報を主に担当するが,情報以外の所有免許状の授業を担当することもあります。

 

という条件があります。(平成30年度実施要項より)

宮城に限らず、多くの自治体でこのような条件を設けています。

 

これ、よくよく考えるとあり得ない話ですよね。

「情報」という教科の専任として採用されるのに、他教科の授業を持つことが前提となっています。

他教科には一切ありません、数ある教科の中で、こんな条件があるのは情報科だけです。

教科としての扱いがいかに軽いかが伝わってきます。

 

実際、高校の現場でも、「他教科の兼任」で担当する先生が多く存在します。

兼任だろうと教科に対して熱心に研究し、授業の質を求めてくださっていれば問題はありません。

 

しかし、そうはいかないことも不思議ではありません。

本来の専門でもない教科に対して、そこまで情熱を持てる先生はどれくらいいるのでしょうか?

そう思うと専任の教員の配置は急務だったはずなのに、まだまだ現状は酷いものです。

 

自分はもともと数学の教員でしたが、情報の現場に入ってみて教科としての扱いの悪さを実感しています。

さっさと数学に戻るという手もありましたが、質の悪い授業で一番の被害者は他でもない生徒です。

少しでも質のいい情報教育を受けてもらうために、頑張るのが今のモチベーションでしょうか。

 

そのためには早く教諭にならないとですね…(自戒)